花と喫茶の店主、前職はなんだったの?

お店をオープンして半年が経ちました。

オープン以来、いろいろありましたが今ではたくさんの素敵なお客様、愉快な常連さんに恵まれ、思っていた以上に楽しい営業をさせていただいております。本当にありがとうございます。

そこで、いつか言おう(書こう)とおもっていた、前職の話でもしようかなと思い久々に長文記事です。

お時間ある方はお付き合いください^^

「脱サラしてお店やりたい」
「未経験でもお店はできる?」
「今待ち時間あってめっちゃ暇」

こんな方々にお勧めの記事になっております^^

目次

「ずっと飲食、花屋さんをされていたんですか?」

こちらの質問をよくいただくのですが、回答としては

わたし

どちらも全くの未経験です

こういうと大概の人はびっくりしてくれます。

そして前職の話をすると更にびっくりしてくれるので、あまり公言していません。

前職の話をすると、大概の人は耳を疑うからです(笑)

特にNGっていうわけでもないんですが、説明が長くなるので割愛しています。

前職は特別国家公務員

勘のいい方はピンとくると思うんですが、普通の人はなんじゃそら?ですよね。

こう書くとものすごい職業なんだな、と思われると思うのですが私の前職は「自衛官」でした。陸海空あるんですが、航空です✈

航空自衛官っていうと9割くらいの人が「飛行機乗れるんですか?」って聞かれるんですが、パイロットはほんの数パーセントしかいません。

なので航空自衛官=パイロットという認識は間違いです^^

それでも女性でこの職業は一般的にかなりレアなのですが、高卒からずっとこの職業だったものであまりレアである自覚がありません。

女性も一定数いるのですが、とりわけめちゃくちゃマッチョなこともなく、わりとみんな普通の女性ばかりです。

自衛隊の話聞きます?

興味ない方は飛ばしてください。

大概の方は割と興味あるし女性目線からの話は面白いと思うので書きますね。

結論から言うと私は高卒から約27年間自衛隊にお世話になったのですが

めちゃくちゃスーパーホワイト企業でした。(※防衛省からは1円ももらっていません)

自衛官(女性)のいいところ

☑男性と給料が1円も変わらない
☑産休、育休制度がすばらしい
☑子育てに寛容、協力的である
☑有給取りなさいと怒られる
☑社会的保証が素晴らしい

書ききれないくらいいいとこだらけです

こうやって書くとなんかの回し者か?と疑われるんですが、本当にいいところでした。

でなきゃこんな私が27年も続くはずありません。

特に男女の給料差が1円もないところは本当に素晴らしいと感じていました。

高校出たらとりあえずそれなりにお金もらえるからみんな入ればいいのに、くらい思っています(笑)

(合わなければやめればいいし、その人の思い出作りとかネタにもなるし、あと健康にもなるしダイエットにも・・・)

厳しい訓練だらけなイメージがありますが、職種によっては事務職ばかりでほぼ残業もなく、定時で帰れる環境です。

自衛隊っぽいことといえば、たまに射撃の訓練とかしてたくらいかなぁ、、、事務職メインだったので。

現在はコンプライアンスもかなり強化されているので、テレビで見るようなハラスメントもほぼ皆無です。

男性中心の組織ですが、みんな人が良くて優しくて、子煩悩で素敵なパパさんが多い印象でした。

今日は子供の参観日だから休む、子供が熱出て今日は半休とる、っていう方も多かったです。子煩悩^^

有休も残しすぎると取得を推進されますし、一般企業から見ても何かと優遇されていたなぁと思います。

わたし

福利厚生は抜群

自衛隊のちょっとつらいとこ

☑年一で体力測定がある
☑制限がいろいろある
☑やっぱり変な人は一定数いる

私は見掛け倒しのスポーツマンなので、体力測定はいちばんつらかったです。長距離無理な人なので(基本根性がない)

あとは制限かな、遠くに行くときの申請や、頭髪などの外見的なもの。

そしてこのご時世、副業が完全禁止なのも時代錯誤感があってしんどいかな。(世間に比べて、価値観がちょっと偏ってしまう可能性)

何かあれば休日関係なく呼び出されたり、そういう部分はちょっと我慢ポイントです。

それを差っ引いてもものすご~~く優遇されているとは思いますけどね。

あとどこにでもいると思いますが、ちょっと変な人はいます(笑)

わたし

それでもやっぱりいいところでした

異業種でも経験は全部生きている

前職と今の仕事、全然違うのに大丈夫?

みたいなことはよく言われます。

わたしも実はそこがめちゃくちゃ不安ではありました。

しかしながら、飲食業と花屋に関しては参戦のハードルが低く資格も食品衛生責任者の講習さえ受ければ誰でも始めることができます。

お花屋さんにいたっては特に資格がいらないという・・・。(もちろん、基本的な知識は必要ですよ)

異業種からの開業と言えば、テレビなんかでは元力士がちゃんこ屋やったり、他にもアスリートの方が飲食業をやられたりという話はよく聞きますよね。

なので全く不可能ではないかな、というのは思っていました。

逆にものすごく腕のある料理人さんが、すぐにお店をたたんでしまうという話も聞いたことがあります。

そういった面から、一概に経験があればお店は必ずうまくいく、というのは少し当てはまらないのかもしれないな、ととらえることもできます。

(それでも経験があるに越したことはないと思いますが。)

生きた経験① とにかく元気で丈夫

自衛官は基礎体力作り、健康管理、それらが全て一番重視されています。

私が今こうしてアラフィフに差し掛かろうかというのに、オープン以来、半年間一度も体調崩すことなく元気で営業できているのも、そういった長年の体力作り、健康管理の賜物と思っています。

料理の腕が良くても、花のセンスが抜群でも、病弱だったら元も子もありません。

あと普通の女性と比べて、多分ものすごく力持ち。

土のうたくさん作ってよかった・・・つらかったけど。

握力40くらいあるので、水替えのときの重たいお水も難なく持てますし、店舗解体のときも結構パワー発揮できたんじゃないかなって思ってます。

うん、今となっては全部よかった・・・

生きた経験② 社会的保証と信用度

自衛官としてはポンコツな私でしたが、27年続けるとそれなりに社会的信用度がぐっと上がります。

クレジットカードなど、在職中に作っておくこともできますし、元自衛官と言えばいろんなところからそれなりに信用されるのでわりと話がスムーズにいくことが多かったです。

今は自衛隊に対して批判的なイメージも少ないですし。

そういった信頼度は、開業する時にはかなり強みになったなと感じています。

生きた経験③ 国民は尊い(てぇてぇ)

それと一番ありがたかったのは、愛国心を叩き込まれたこと。

有事になって命を捨てれるかと言われればちょっと迷いますが、27年間毎年そういう教育を受けていると、「国民のみなさん、尊い・・・」になります。(多分)

お店をやるうえで一番大事なのはやっぱり、お客様への感謝かなと思っているので、この部分は大きな尺度でかなり培われているので、今となってはありがてぇな・・・と感じています。

「クレーム来たらどうしよう」も、「某地図アプリで評価1つけられたらどうしよう」も、「国民のみなさん、尊い」の精神があればたいていのことは許容出来ちゃいますからね。

(※ありがたいことに、今のところ良いお客様ばかりで、困った経験はありませんが)

それでも、お客様ファーストの精神は、自衛隊のおかげかな、とも思ってます。

未経験でも多分大丈夫

今のお店の状況を

「ちゃんと営業できている」と、とらえて頂けるなら、未経験でも異業種からでもお店はできる!と言えます。

もちろん、その道に行くのはいろいろ独学で勉強は必要になりますし、私自身インスタグラムやホームページの作成、お菓子づくりや盛り付けは独学、お花に関しては少しアレンジメントの教室には通っていましたが、水揚げの知識などは本や動画などを参考にしています。

(なので、今もまだ勉強、修行中の身です)

インスタグラムは開業の3年前から少しずつ回して広報活動も地道~にやっていました。

その道のプロの人から見れば、自分のお店にはまだ至らない点はたくさんあると思いますし、プロとして不出来であるという判定をくだされるかもしれません。

それでも毎日

営業日にお店を開ける
提供したメニューを美味しいと言ってもらえる
仕入れたお花を喜んでもらえる

これだけはきちんとできるように心がけています。

また、異業種でもそれまで培った社会人としての経験は必ず開業に生きます。

全くの畑違いでも、共通して大事なことってきっと同じなのかもしれませんね。

こんな感じの情報ですが、これから脱サラや開業を考えている方へのヒントや後押しになれば、幸いです^^

長々と読んでいただいてありがとうございました!

次は経緯なんかも書けたらいいなと思っています。

ブログ読んでるよ~と言ってもらえると励みになります💪

ほなまた!

karakuru
花と喫茶のお店です
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